Fast Response Cache Accelerator の使用: IBM HTTP Server
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Fast Response Cache Accelerator の制約事項 (Identifying Fast Response Cache Accelerator restrictions)

このセクションは、Fast Response Cache Accelerator (Cache Accelerator と呼ぶ場合もある) のキャッシングおよび操作に関する制約事項を説明します。 このセクションの終わりに、関連トピックへのリンクがあります。

キャッシングの制約事項

キャッシングは、以下のページ型では行われません。

  • デフォルトのウェルカム・ページ
  • アクセス保護された文書やセキュア・ソケット・レイヤー (SSL) 上で要求されたページ

キャッシングの制限は、以下の状態で発生します。

  • Cache Accelerator は、"/" で終わっているキャッシュからの GET 要求を実行することはできません。
  • Cache Accelerator は、限定された多重言語コンテンツ・ネゴシエーションしかサポートしません。 特定の URL が複数の翻訳版にマップされているところでは、単一言語版の場合にのみキャッシングが行われます。
  • Cache Accelerator は、Port ディレクティブで指定されたポートで、サーバー上のすべての IP アダプターを listen します。 一部の IP アダプターを listen して、他の IP アダプターを listen しないように Cache Accelerator を構成することはできません。
  • キャッシングは、64 KB より大きいファイルでは発生しません。
  • Cache Accelerator は、Network File System (NFS) などのローカルでマウントされたリモート・ファイル・システムで ファイルをキャッシュに入れたり、ログに記録したりしません。
  • Cache Accelerator は、IP ベースの仮想ホスト・キャッシングをサポートしません。これらのディレクトリーに ついては Cache Accelerator を使用不可にします。 どの IP ベースの仮想ホスト定義にも AfpaCache off ディレクティブを使用してください。

操作に関する制約事項

以下の操作に関する制約事項が適用されます。

  • IBM HTTP Server Cache Accelerator は、プロキシー・サーバーとしては稼動しません。
  • キャッシュに入れられた応答は有効期限が切れたヘッダーを戻しません。
  • IBM HTTP Server のアクセス・ログは、Cache Accelerator アクセス・ログとは統合されません。
  • Cache Accelerator を使用可能にする場合は、MaxRequestsPerChild ディレクティブを 0 に 設定して、子プロセスが停止してロード済み Web サーバーで再始動する場合に発生する問題を回避します。
  • Cache Accelerator を実行中は、サーバーのアクティブなインスタンスは 1 つしか存在できません。
  • IBM Netfinity Web Server Accelerator を稼動中のマシンに IBM HTTP Server をインストールしないでください。
  • Cache Accelerator をモニターする機能はアクセス・ロギング機能しかありません。

注: 名前ベースの仮想ホスト用のサポートはあります。

 
関連情報

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