Fast Response Cache Accelerator (AFPA) のセットアップ: IBM HTTP Server
システム管理 IBM HTTP Server 文書

Fast Response Cache Accelerator の設定 (Setting up the Fast Response Cache Accelerator)

このセクションでは、サーバーのパフォーマンスを向上させるための調整のヒントを説明します。ここにあげるヒントはすべてテスト済みというわけではなく、その効果も環境によって異なります。 ご使用のサーバーでどのヒントを使用するかについては、ユーザーの判断です。サーバーの構成ファイルを変更する場合には、その前にバックアップ・コピーをとっておくことが必要です。 また、Fast Response Cache Accelerator (FRCA) は、Cache Accelerator と参照されることもあります。このセクションの終わりに、関連トピックへのリンクがあります。

Windows NT ユーザーの場合 Windows 2000 ユーザーの場合
Windows NT ユーザーの場合 Windows 2000 ユーザーの場合

Cache Accelerator を使ってキャッシュ管理をカスタマイズする

Cache Accelerator を使うと、テキストやイメージ・ファイルを表示する際に IBM HTTP Server のパフォーマンスを改善することができます。 IBM HTTP Server は、保護されたページをキャッシュしません。

Cache Accelerator のキャッシュはサーバー操作中に自動的にロードされるので、キャッシュするファイルをサーバーの 構成ファイルにリストする必要はありません。 サーバーは、変更されたページを自動的に再度キャッシュに入れて、古くなったページをキャッシュから除去します。

Cache Accelerator は、複数の Web サーバー、 および多重 IP アドレスをもつサーバーでのキャッシングをサポートしています。 現在のところ、プロキシー・ サーバーにおける Cache Accelerator の実行はサポートされていません。

Cache Accelerator を使用可能にして構成する

デフォルトで、IBM HTTP Server は Cache Accelerator を使用可能にはしません。Cache Accelerator を使用可能にするには、Administration Server で AfpaEnable および AfpaCache ディレクティブを設定してください。

Cache Accelerator のロギングをカスタマイズする

  1. Administration Server から以下のディレクティブを設定してください。
    • AfpaEnable - パフォーマンス > サーバー設定の順に進み、 「高速応答キャッシュを使用可能にする」ではいをクリックします。
    • AfpaCache - パフォーマンス > キャッシュの設定の順に進み、この有効範囲内で高速応答のキャッシュをオンにするをクリックします。
    • AfpaLogFile file_path_and_name - パフォーマンス > サーバー設定の順に進み、高速応答キャッシュのログ・ファイル名を埋め込みます。
  2. 実行依頼をクリックします。
  3. サーバーを再始動します。

デフォルトでは IBM HTTP Server は、 Web ブラウザーがアクセスしたファイルをサーバーのディスク・ログに記録します。 このアクセスのログ記録が必要ない場合は、 ロギングをオフにした方がサーバーのパフォーマンスが向上します。 ロギングをオフに設定するには、httpd.conf 構成ファイルを編集して、AccessLog 行の先頭にコメント文字 (#) を挿入します。

ダイナミック・キャッシングのために Fast Response Cache Accelerator を使用している場合には、アクセス・ロギングをオフにしますが、 Cache Accelerator のアクセス・ログを使用して、Cache Accelerator キャッシュから提供される要求だけを記録することができます。

 
関連情報

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