AFPA ディレクティブ: IBM HTTP Server
システム管理 IBM HTTP Server 文書
Windows NT の場合 AIX の場合

AFPA ディレクティブ


Windows NT の場合  

AfpaAdvancedTuning

  • 構文 - AfpaAdvancedTuning tuning_string
  • 有効範囲 - 物理 Apache サーバー当たり 1 つ
  • デフォルト - なし
  • 注 -
    • Windows NT でのみ有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaAdvancedTuning ディレクティブは、Web サーバーのパフォーマンス問題をよく理解していることが必要な、拡張調整パラメーターを持ちます。 これらのスイッチを誤って使用すると、システムの安定性が損なわれ、パフォーマンスの低下をもたらすことがあります。 デフォルトの設定は、最も要求の高いシナリオに対して最適な設定であると考えられます。 デフォルト設定は積極的なものです。

スイッチとそのデフォルトについての簡単な説明:

  • /bufs - ログ・バッファーの数(各ログ・バッファーは 65536 で、すべてのログ・バッファーが 5 秒ごとに書き込まれます)、デフォルト = 285
  • /size - 最大キャッシュ・ファイル・サイズ、デフォルト = 92160
  • /conns - 接続エンドポイントの数、デフォルト = 6500
  • /ttl - 項目が活動状態で保持される時間(秒数)、デフォルト = 180
  • /threads - CPU 当たりの作業スレッドの数、デフォルト = 3
  • /active - CPU 当たりで活動状態の最大作業スレッドの数、デフォルト = 10

スイッチについての長い説明 :

  • "/bufs" スイッチは、ログにアクセスするために AFPA が使用するログ・バッファーの数を指定します。バッファーは、アクセス・ログがディスクに書き込まれるまで保管するために必要です。 AFPA は 5 秒ごとにすべてのログ・バッファーをディスクに書き込みます。 スループットが高ければ高いほど、ログ項目を保管するために必要なメモリーが増えます。 必要なバッファーの数はおよそ (tps*ls*5)/65536 になり、この場合に "tps" は毎秒予定されるトランザクションで、"Ls" はトランザクションをログ記録するために必要な通常サイズのデータです。ログ項目が 256 バイト以下でログ・バッファーの数が 285(デフォルト)だと想定すれば、AFPA はさらにログ・バッファーを必要としないで、毎秒 14592 のトランザクションを処理できることになります。
  • "/size" スイッチは、AFPA がその 1 次キャッシュに保管するファイルの最大サイズを指定します。このサイズより大きいファイルは、AFPA の 2 次キャッシュにキャッシュされます。1 次キャッシュは、ピン・メモリーによって支持されます。
  • "/conns" スイッチは、AFPA が使用する事前割り振り済みソケットの数を指定します。AFPA はパフォーマンスのためにソケットを事前割り振りします。 予定されるトランザクション数毎秒を概算するために、事前割り振り済みソケットの数を選択してください。
  • "/ttl" スイッチは、AFPA 1 次キャッシュ内のファイルの最大存続(保持)時間(秒数)を指定します。 この時間を経過すると、ファイルは AFPA 1 次キャッシュから除去されます。この値をゼロに設定すると、AFPA は 1 次のファイルを経年処理しません。
  • "/threads" スイッチは、要求を処理するために AFPA が使用する作業スレッドの数を指定します。
  • "/active" スイッチは、現在活動状態で入出力をブロックされていない作業スレッドの数を指定します。

通常の 1、2、および 4 重マシンの最適化設定の例

  • 1 の方法: AfpaAdvanced Tuning "/bufs 68 /size 75000 /conn 8000"
  • 2 の方法: AfpaAdvancedTuning "/bufs 93 /size 75000 /conn 10000"
  • 4 の方法: AfpaAdvancedTuning "/bufs 123 /size 65000 /conn 12000"
AIX の場合  

AfpaBindLogger

  • 説明 - AfpaBindLogger [-1,0,1,..,n]
  • 有効範囲 - 物理 Apache サーバー当たり 1 つ
  • デフォルト - (-1)
  • 注 -
    • AIX でのみ有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。
    • このコマンドは、カーネル・ログ・スレッドをプロセッサーにバインドするだけです。

AfpaBindLogger を使用すると、 カーネルの中の高速応答キャッシュ・ロギング・スレッドを特定のプロセッサーにバインドすることができます。 コマンドの形式は AfpaBindLogger [-1, 0, 1, ..., n] で、この場合に -1 はログ・スレッドをアンバインドのままとし、0 からシステム上のプロセッサーの合計数までの数字はログ・スレッドをそのプロセッサーにバインドします。

AIX の場合 Windows NT の場合

AfpaCache

  • 説明 - 高速応答キャッシュ・アクセラレーターをオンまたはオフに調整します
  • 有効範囲 - サーバー構成、仮想ホスト、ディレクトリー、ディレクトリー当たりの構成ファイル
  • 構文 - On または off
  • 使用法 - AfpaCache on
  • デフォルト - なし
  • 上書き - オプション
  • 構成ファイル内の複数インスタンス - 許可
  • 注 -
    • AIX および Windows NT で有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaCache ディレクティブは、特定の有効範囲(ディレクトリーなど)で高速応答キャッシュ・アクセラレーターをオンまたはオフにします。 このディレクティブは、別のディレクティブによって変更されない限り、有効範囲内のすべての子孫に適用されます。

 
AIX の場合 Windows NT の場合

AfpaEnable

  • 構文 - AfpaEnable
  • 説明 - 高速応答キャッシュ・アクセラレーターを使用可能にします
  • 有効範囲 - 物理 Apache サーバー当たり 1 つ
  • デフォルト - 高速応答キャッシュ・アクセラレーター使用不可
  • 注 -
    • AIX および Windows NT で有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaEnable ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター(キャッシュ・アクセラレーター)を使用可能にします。 このディレクティブがあると、キャッシュ・アクセラレーターは Port ディレクティブによって指定された TCP ポートまたはデフォルトのポート (80) を listen します。キャッシュ・アクセラレーターは、サーバー上の活動状態のすべての TCP/IP アダプターのポートを listen します。ポートが特定の TCP/IP アダプターにバインドされている場合には、キャッシュ・アクセラレーターは使用不可です。

AIX の場合 Windows NT の場合

AfpaLogFile

  • 説明 - キャッシュ・アクセラレーター・ログ・ファイル名、場所、およびログ形式を定義します
  • 有効範囲 - 物理 Apache サーバー当たり 1 つ
  • - file_path_and_name log_format
  • デフォルト - /tmp/afpa.logb
  • ログ形式 -
    • CLF = 共通ログ形式
    • ECLF = 拡張共通ログ形式
    • V-CLF = 仮想ホスト情報の付いた共通ログ形式
    • V-ECLF = 仮想ホスト情報の付いた拡張共通ログ形式
    • BINARY = 仮想ホスト情報をもつバイナリー・ログ (AIX のみ)
  • 構成ファイル内の複数インスタンス - 許可されない
  • 注 -
    • AIX および Windows NT で有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaLogFile ディレクティブがない場合には、デフォルトでキャッシュ・アクセラレーターのログ記録は使用不可です。

ログ・ファイルのファイル・タイプとして、現在の日付が使用されます。 ログ・ファイルは自動的に、毎晩午前 0 時にロールオーバーされます。

AIX の場合

AfpaLogging

  • 説明 - AfpaLogging をオンまたはオフにします
  • 有効範囲 - 物理 Apache サーバー当たり 1 つ
  • - On または off
  • デフォルト - (-1)
  • 注 -
    • AIX でのみ有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaLogging ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーターのログ記録をオンまたはオフにします。

AIX の場合

AfpaMaxCache

  • 構文 - AfpaMaxCache [size]
  • 有効範囲 - 物理 Apache サーバー当たり 1 つ
  • デフォルト - なし
  • 注 -
    • AIX でのみ有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaMaxCache ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーターのキャッシュに挿入される最大ファイル・サイズを指定します。

AIX の場合

AfpaMinCache

  • 構文 - AfpaMinCache [size]
  • 有効範囲 - 物理 Apache サーバー当たり 1 つ
  • デフォルト - なし
  • 注 -
    • AIX でのみ有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaMinCache ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーターのキャッシュに挿入される最小ファイル・サイズを指定します。

AIX の場合

AfpaRevalidationTimeout

  • 構文 - AfpaRevalidationTimeout <>
  • 有効範囲 - グローバル
  • デフォルト - 60
  • 注 -
    • AIX でのみ有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaRevalidationTimeout は、キャッシュされたオブジェクトの再妥当性検査のための時間間隔を設定します。 この時間間隔の経過後にオブジェクトがカーネルにキャッシュされると、カーネルはオブジェクトの次の要求を強制して、再妥当性検査のために Apache サーバーを設定します。 間隔は秒単位で指定します。

AIX の場合

AfpaSendServerHeader

  • 構文 - AfpaSendServerHeader true または false
  • 有効範囲 - 物理 Apache サーバー当たり 1 つ
  • デフォルト - True
  • 注 -
    • AIX でのみ有効です。
    • AFPA ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーター機能を制御します。

AfpaSendServerHeader ディレクティブは、高速応答キャッシュ・アクセラレーターが応答で HTTP Server ヘッダーを送信するかどうかを指定します。

 
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